2016年 02月 19日
チー太郎が突然死んでから数日が経ちました。 ふと仕事場の窓から小屋に目をやると、そこにまだチー太郎の姿が見えます。 その日までいつもと変わりなく、いつものように夜のエサを食べて また明日を迎えるはずでした。 夕方、小屋から身を乗り出すように倒れているところを家族が見つけた時には すでに手遅れの状態でした。 そして、最後に妻が帰宅するのを待って息を引き取りました。 「何かよくわからないけれど、ボクはさよならですよ」 そう言って彼の小さな身体はひとつ息をついて、本当に眠るように目を閉じました。 そよ風のようにやってきた子でした。 行先のない犬ばかり集まってくる我が家で、彼は何の期待も背負わず、 あどけない表情としぐさで愛されながら5年余りを過ごしました。 不自由な身体で懸命に生きたわけではありません。 ただ、そこに佇んで、居眠りをして、甘えて、うれしがって生きていました。 彼は天国に行ってはいません。 死んだ後も、やっぱりいたいところにいるんだと思うのです。 つい、「チー太郎」って名前を呼びたくなります。
by 3in-shiba
| 2016-02-19 11:38
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