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2009年 12月 31日
新しい年へ
いよいよ押しづまった2009年。

今年は麦さん、鈴さんがそれぞれ初めての出産を経験し、
にぎやかな犬小屋となりました。

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麦さんは早くも次の発情を迎え、順調にいけば2ヶ月後に出産です。

なかなか殖えない山陰柴犬ですが、来年はあちこちで新しい命が
誕生することを願っています。

# by 3in-shiba | 2009-12-31 19:39
2009年 12月 10日
人では教えられないこと
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子犬も間もなく生後30日。

小屋の外をチョロチョロするようになり、
そうなるとこの親子の間でも始まります。



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そうです。
母親による厳しいしつけが。

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子犬の首や脚をガッと咬んだり、咥えて引き倒したり。
見ていると大丈夫かとハラハラするほどですが
子犬の身体は柔らかく、母親もケガをさせることはありません。

おそらく、こうして歯の使い方や力加減、大人の犬への
あいさつの仕方を教えているのだと思います。
「キャイン」と鳴けば口を離すことも。

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子犬もやられっぱなしではありません。
母親の口元に咬みついたり

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裏返されると四肢を踏ん張って顔面を蹴り飛ばしたり、
その反抗に対してさらに母親が強い力でねじ伏せます。

これから先、人や他の犬と付き合う上で大事なことを
教えるこの儀式は何度見てもとても興味深いです。

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早くも旅立ちまで残すところあとひと月。
母親から血液と根性と筋金を受け継いで
この子もいずれたくましい母親となるのです。

# by 3in-shiba | 2009-12-10 21:04
2009年 12月 06日
陽光の下で
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突然お尻で失礼します。

数日家を留守にしましたが、戻ってみれば
よちよち歩きをするようになっていました。


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12月の残り少ない陽光を楽しむ親子。

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うっかりしていましたが、
留守の間に鈴さんは2歳の誕生日を迎え、
落ち着いた母親ぶりを見せています。

# by 3in-shiba | 2009-12-06 20:28
2009年 11月 18日
鈴と津軽の物語

先日、鈴が大好きだったウサギの津軽が
およそ10年の生涯を閉じました。


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父と娘たちは
津軽の亡骸を裏の畑の柿の木の下に埋葬しました。
その間中、
鈴の切羽詰まった鳴き声が畑まで聞こえてきていました。

そののち、父が鈴を散歩に連れ出したときのことです。

いつもならまっすぐ家の前の公園を目指す鈴が、
道路へ出ると右へ折れ、さらに右へ折れて
一目散に裏の畑の方へ父を引っ張って行きました。

鈴は畑の前で足を止めると、
フェンス越しに柿の木の方を見やり、
フェンスを回り込んで迷わず埋葬跡へたどり着きました。
そしてクンクンと匂いを嗅ぎ、
前脚で4、5回地面を掻いて、
鈴は津軽にお別れをしました。


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                                生後5カ月頃の鈴と

父は「似たような話は聞いたことがあるけれど、
実際に目の当たりにすると、山陰柴は何か機微なものを
持っているように思う」と言いました。

ひょっとしたら単なる偶然だったのかもしれませんが、
自分が愛する者に対して抱く想いの一端を示す行動だったとしたら、
犬とは何といとおしい生き物なのでしょうか。


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# by 3in-shiba | 2009-11-18 21:59
2009年 11月 15日
Yさんの新しい家族 -タケ-
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飼い主のYさんが近づくと耳を倒して
腹を見せんばかりに喜ぶのはタケ(オス・3歳)です。


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Yさんは大の犬好き。
顔がうっ血するのもかまわず覗きこんで
「タケよ」「タケよ」と話しかけます。

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そんなYさんに全身で甘えるタケ。
何頭も子どもがいる父親ですが、Yさんにはこの甘えっぷり。

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夏に元の飼い主さんが突然体調を崩して入院し、
やむなく処分が検討されていたところ、Yさんの申し出により
タケを含めた三頭が引き取られたのでした。

以前はよく吠えて人を近づけなかったタケ。
「まぁ、咬まれてもいいですワ」と言って一人で
前の飼い主さん宅へ引き取りに行ったYさんにこのとおり。
今ではワンともいいません。


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元の飼い主さんが亡くなったことを知らぬまま
Yさんのもとで穏やかに暮らすタケなのでした。

# by 3in-shiba | 2009-11-15 13:31