2009年 11月 18日
鈴と津軽の物語

先日、鈴が大好きだったウサギの津軽が
およそ10年の生涯を閉じました。


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父と娘たちは
津軽の亡骸を裏の畑の柿の木の下に埋葬しました。
その間中、
鈴の切羽詰まった鳴き声が畑まで聞こえてきていました。

そののち、父が鈴を散歩に連れ出したときのことです。

いつもならまっすぐ家の前の公園を目指す鈴が、
道路へ出ると右へ折れ、さらに右へ折れて
一目散に裏の畑の方へ父を引っ張って行きました。

鈴は畑の前で足を止めると、
フェンス越しに柿の木の方を見やり、
フェンスを回り込んで迷わず埋葬跡へたどり着きました。
そしてクンクンと匂いを嗅ぎ、
前脚で4、5回地面を掻いて、
鈴は津軽にお別れをしました。


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                                生後5カ月頃の鈴と

父は「似たような話は聞いたことがあるけれど、
実際に目の当たりにすると、山陰柴は何か機微なものを
持っているように思う」と言いました。

ひょっとしたら単なる偶然だったのかもしれませんが、
自分が愛する者に対して抱く想いの一端を示す行動だったとしたら、
犬とは何といとおしい生き物なのでしょうか。


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by 3in-shiba | 2009-11-18 21:59


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